ドライバーの仕事と聞くと、かつては「男性が重い荷物を運ぶ」「深夜に長距離運転をする」といったハードなイメージがありました。しかし、現在の運送業界では女性ドライバーが求められています。
この記事では、未経験からでも挑戦できるドライバー職の魅力や、女性が自分らしく働ける職場選びのコツなどを解説します。
女性ドライバーが求められる背景
近年、配送・物流・タクシーの現場では、女性ドライバーの需要が急速に高まっています。その背景には、ネットショッピングの爆発的普及による「小口配送(軽い荷物)」の増加や、車両設備のIT化・オートメーション化、さらには業界全体で取り組む「働き方改革」があります。
女性ならではの細やかな気配りや丁寧な運転は、荷主や乗客から高く評価されていることも、女性ドライバーが求められる要因でしょう。未経験や、運転免許がなくても応募できる求人もあるため、挑戦しやすいことも魅力です。
【働き方別】女性ドライバーの魅力とメリット
ドライバーの仕事といっても、その働き方は業界によって異なります。ここでは代表的な3つの働き方別に、女性ドライバーとして働く魅力をみていきましょう。
配送:宅配・ECサイトの商品配達
ネット通販で購入された商品を、個人宅や企業へ届ける仕事です。荷物のほとんどは、日用品や衣類などの片手で持てる軽い物。配送車も軽自動車(軽バン)を使用することが多く、普通車を運転する感覚で始めることができます。
また自由度が高く、「午前中のみ」や「子どもが学校に行っている時間だけ」などの短時間勤務が可能。週3日からといったシフトも組みやすいのが特徴です。基本的に仕事は1人で行うため、人との関わりが少ないのも人気が高い理由となっています。
物流:中・長距離ルート配送
中型や大型トラックで物流拠点間を移動したり、コンビニやスーパーへ商品を届けたりする仕事です。中型または大型免許が必要ですが、免許取得支援制度を設けている企業も多く、入社後に「一生モノ」のスキルを身につけられます。大型免許やフォークリスト免許は国家資格なので、一度取得すればどこにいっても活用できます。
女性が中型・大型トラックやフォークリフトを乗りこなすのが魅力的な仕事です。近年ではフォークリフトなどの機械化も進んでいるため、力仕事も大幅に軽減されています。
タクシー:タクシー乗務員
誰でも一度は利用したことがあるタクシー。タクシードライバーにも、女性が増えています。近年のタクシー業界は、観光や接客業としての側面が強まっており、女性ドライバーの丁寧な対応や安心感は、高齢者や女性の乗客から支持を得ています。
運転するには普通第二種免許が必要ですが、多くの企業で二種免許の取得費用を全額負担する「養成制度」を設けており、未経験からでも挑戦できます。また働き方においても「日勤(昼間のみ)」のシフトが確立されているため、家事・育児とも両立しやすい仕事です。
女性ドライバーに向いている人は?
女性ドライバーに向いているのは、どのような人なのでしょうか。業界で活躍できる素質について紹介します。
丁寧な仕事ができる人
例えば荷物を置くときのちょっとした所作や、お客さまや取引先との明るい挨拶など、丁寧にできるスキルは運転以外のスキル以上に大切な素質といえます。
女性ならではのやわらかいコミュニケーションは、クレーム防止や顧客満足度の向上にも直結します。
慎重で安全意識が高い人
女性ドライバーは男性ドライバーより事故率が低い傾向にあり、慎重な運転をする人が多いとされています。無理な追い越しやスピードの出し過ぎなどをせず、交通ルールを遵守する「守りの運転」は、社会にとっても、企業にとっても価値のあるスキルです。
慎重に安全運転ができる人は、ドライバーに向いています。
整理整頓が好きな人
配達の仕事では、荷物をトラックに積み込むことも業務のひとつです。できるだけ多くの荷物を効率よく積むのは、パズルのような面白さがあります。普段から整理整頓が好きな人、パズルのように隙間を埋めるのを楽しめる人は、荷物の積み込みも苦にならないでしょう。
効率的にたくさんの積み込みができれば、配達スピードも上がり仕事の効率もよくなります。
未経験でも大丈夫?ドライバーの現状は?

ドライバー未経験の人が不安なのは、運転技術と体力ではないでしょうか。しかし現在の現場はかなり進化しており、昔のイメージはありません。
AT限定免許でも大丈夫!
ドライバーの仕事は、MT(マニュアル)車の免許が必要ではないかと思われますが、現在は多くの軽配送車やタクシー、トラックの一部はAT(オートマチック)車です。
運転が楽なだけでなく、「AT限定免許しか持っていないから無理」と思い込んでいた人でも、問題なく挑戦できます。
充実した研修
免許がなくても入社できますが、免許取得後すぐに1人で路上に出されることはありません。まずは先輩の隣に乗って道や仕事の仕方を覚えたり、荷物の扱い方を教わったりする研修期間が設けられています。
どのような手順で仕事をスタートさせるのか、どのような研修があるのか、面接時にたずねてみましょう。
ハイテク機器が運転をサポート
道を覚えるのが苦手、地図が苦手、バックが苦手など、女性が苦手とする部分も最近のハイテク機器がサポートしてくれます。道や地図は、高性能なカーナビが案内してくれますし、バックの際にはバックモニターが搭載されているので安心です。
また衝突被害軽減ブレーキなどの安全装置も標準装備されていることが多く、運転技術に自信がなくても問題ありません。
失敗しない!働きやすい職場選びのポイント
楽しく、長く働くためには、環境選びが大切です。求人票を見る際には、以下のようなポイントをチェックしましょう。
専用設備の有無
「女性専用の更衣室・トイレ・休憩室完備」と明記されているか確認しましょう。このことは、企業が女性を本気で歓迎しているかの指標となります。
面接などで実際に訪れた際には、ぜひ見学させてもらいましょう。
女性の在籍数と継続年数
求人票ではよく「女性活躍中」という文言を見かけますが、実際に何名くらい、どのくらいの期間働いている人がいるのかをチェックしましょう。お手本となる先輩(ロールモデル)がいる職場であれば、安心といえます。
福利厚生の内容
産休・育休の取得実績や、子どもの病気や行事などでの休暇取得のしやすさなど、ライフイベントに寄り添った制度があるか確認してください。
女性が働きやすい福利厚生が充実しているかどうかは、重要なチェックポイントです。
まとめ
ドライバーという仕事は、単にモノや人を運ぶだけではありません。誰かの生活を支え、地域のライフラインを守るという大切な役割を担っています。
「運転が好き」「1人の時間を大切にしたい」「がんばった分稼げる仕事がしたい」という女性は、挑戦してみてはいかがでしょうか。未経験、運転免許がない状態からでもスタートしやすくなっています。
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