はじめてのアルバイトに、飲食店を選ぶ人は多いでしょう。ただし「飲食バイト、興味はあるけどちょっと不安……」「子育てや学業と両立できる?」といった不安を抱く人も。
飲食店にもさまざまな形態や働き方があるので、飲食店の基本業務と働き方の実例などを紹介します。
未経験からスタートしやすい飲食業界。自分にぴったりのお店と働き方を見つけて、無理なく楽しく働ける職場を見つけましょう。

飲食バイトの基本とは?ホールとキッチンの違い

飲食店でアルバイトするには、主にホールとキッチンという2つの業務があります。基本的にはどちらかをメインに採用されますので、違いを知っておきましょう。

ホール

ホールスタッフとは、接客がメインとなる業務です。主な業務内容は以下の通り。

  • お客さまを席に案内する
  • オーダーを取る
  • 料理を運ぶ
  • レジ対応をする

お店の業態によって内容は異なりますが、ホール担当はお客さまと接する役割を担います。笑顔と丁寧さ、気配りが大切な仕事ですが、チェーン店などではマニュアルが完備されていることも多く、多くの人が未経験からスタートしています。

キッチン

キッチンスタッフとは、厨房で調理や盛り付けなどを行う仕事です。お店によっては包丁を使うこともありますが、必ずしも調理師免許が必要ということはありません。

  • 食材の下処理(洗う、切る、下ごしらえなど)
  • 調理器具の洗浄・消毒
  • 盛り付け、配膳
  • 食材の在庫管理・発注の補助

接客が苦手だけど飲食店で働きたい、調理を勉強したいという人はキッチンでの業務が向いているでしょう。

働き方の実例を紹介

ここでは学生と主婦(主夫)で、飲食店でアルバイトをする場合の実例を紹介します。

【学生】授業後の夕方からと週末シフト

学生は日中授業があるため、働く時間帯は放課後や週末になります。夏休みなど長期休暇中に集中して働くこともありますが、ここでは、学校がある平日の働き方を紹介します。

  • 8:00 起床・登校
  • 9:00〜15:00 講義
  • 16:30〜21:30 アルバイト(ホールスタッフ)
  • 22:30 帰宅

夕方からの短時間勤務で、学校にも支障なく働くことができます。
飲食店は夜だけの営業や、夕方から忙しくなる場合も多いので、学生バイトは重宝されます。

平日は短時間シフトですが、その分土日に長めのシフトに入ってしっかり稼ぐことも可能です。

【主婦(主夫)】家庭や子育てとも両立できる日中シフト

家事や育児の合間に働きたい主婦(主夫)の場合、ランチタイムを中心に働くシフトがぴったりです。

  • 7:00 起床・朝食・子どもを送り出す
  • 10:00〜14:00 アルバイト(キッチンスタッフ)
  • 15:00 子どものお迎え・帰宅・夕飯準備
  • 18:30 夕食・片付け・お風呂など

子どもが小さい場合には、送り迎えの間の10:00〜14:00が働きやすい時間帯です。ランチをやっている飲食店や、朝から夜まで営業しているカフェなどが働きやすいでしょう。

家で料理をしているため、キッチンスタッフとしても応募できますし、接客が好きならホールスタッフもおすすめです。

職場選びのポイント

アルバイトは無理なく続けられることが大切です。未経験からのスタートでも不安なく働くためには、以下のようなポイントを意識して職場選びをしましょう。

シフトの柔軟性

学生や主婦(主夫)の場合、働ける時間帯が限られています。そのため「平日だけ」「週末メイン」「1日3時間〜OK」など、柔軟なシフトに対応している職場を選ぶのがポイントです。

希望の曜日や時間帯、急なお休みに対応してもらえるか、学業や家庭の都合に配慮があるかも、しっかりチェックしましょう。特に子どもが小さい場合は、急な発熱などがあるため、理解してもらえる環境が大切です。

職場の雰囲気

職場の雰囲気、特に人間関係は、アルバイトを続ける上で重要になってきます。同年代のスタッフが多いか、マニュアルや研修制度が整っているか、困ったときに相談できる人がいるかといったポイントをチェックしておきましょう。

求人票に「未経験OK」と書かれていても、実際のサポート体制が整っているかどうかは面接などで確認しておきたいポイントです。

業務内容

飲食店で働く場合、キッチンとホールが明確に分かれているお店と、どちらも行うお店があります。
接客が好き、将来のために接客を経験したいなど、ホールを担当したい場合には、「ホールスタッフ」と明確に募集している職場を選ぶとよいでしょう。

一方、接客が苦手でホールに出たくない、キッチン業務を覚えたい人は「キッチンスタッフ」「調理補助」など、はっきりと書かれていることをチェックしてください。

自分の希望と違うポジションで働くことは、ストレスになり長続きしない結果になりやすいため、業務内容は最初にはっきりさせておきましょう。

はじめての飲食バイト よくある不安と解消法

はじめての飲食バイトでよくある不安と、その解消法を紹介します。

接客が苦手

「人と接するのが苦手」「知らない人と話すのは緊張する」と、ホール業務を苦手と感じている人は、キッチンスタッフや洗い場専門など、裏方ポジションを募集している求人に応募してみましょう。

また接客は苦手だけど克服したいという人は、大手チェーンなど、せっかくマニュアルやロールプレイング研修が整っている店舗がおすすめ。
未経験であっても無理なく慣れることができ、苦手と思っていた接客業が楽しくなることもあります。

体力が心配

飲食店の業務は立ち仕事が基本となるため、体力的にキツイのではないかと心配する人も多いです。しかし、3〜4時間程度の短時間勤務やピークタイムだけのシフトがある飲食店を選べば、無理なく働くことができます。

まずは求人票で短時間勤務可能かどうかを確認し、面接時などに具体的なシフトや業務内容をチェックしておきましょう。

人間関係が不安

アルバイトに限らず、はじめて新しい環境に飛び込むときは、誰でもなじめるかどうか不安なものです。

アルバイトはほとんどの場合シフト制で働くため、同じ立場の学生や主婦(主夫)が多い傾向にあります。応募前に実際にお客さんとして足を運び、どのような人が働いているかみてみるのも良いでしょう。

面接や職場見学でもスタッフの雰囲気や年齢層はわかりますので、よく観察してみてください。

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まとめ

飲食店のアルバイトはシフトの自由度が高く、未経験からでもはじめやすいのが魅力です。実際に、初めてのバイトに飲食店を選ぶ人は多くいます。
学生は授業や試験と両立しながら、主婦(主夫)は家事や子育てと両立しながら、有効活用できる時間を見つけて働けます。
アルバイトで新しい居場所を作ることで、人と関わる楽しさやチームワークも学ぶことができます。
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