アルバイトといえば、真っ先に飲食店で働くことを思い浮かべる人も多いですよね。学生時代に1度はやったことがあるという人も多いのではないでしょうか。誰もが気軽に立ち寄れる居酒屋のバイトは、若い層はもちろん主婦にも人気のアルバイト。しかし、履歴書を書こうとしてふと「志望動機に何を書いたらいいの?」と悩む人も多いのです。

そこで今回は、志望動機を書くための準備から実際の例文を紹介していきます。また、応募から面接までの気をつけたいポイントも解説しますよ!

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志望動機を書くための準備

考える女性

バイトと言えども、履歴書の志望動機はとても大切です。志望動機をいきなり書くのではなく、まずは準備を整えましょう。志望動機から採用担当者が知りたいのは「数ある居酒屋の中から、どうしてこの店を選んだのか?」ということ。店で働きたい理由がわかれば、意欲や経験なども伝わりやすくなり、採用へ近づきます。

このことを頭に入れて、志望動機を書く準備をしましょう。

①自分の性格分析

明るい、人と話すのが好き、元気がある、真面目、おっとりしている……、など自分の性格をじっくり自己分析してみましょう。できれば紙に箇条書きにするといいですね。その中から、居酒屋で働くことに好感を持てそうなものをピックアップします。

②今までの経験や得意分野

これまでに居酒屋など飲食店で働いた経験や、自分の得意分野を書き出してみましょう。まったく違うジャンルのアルバイトでも、居酒屋で働くことに活かせることが見つかるはずです。特に飲食店経験者は、かなり有利と言えるでしょう。

得意分野は、例えば料理が好き、部活でキャプテンだったなど、ポジティブで飲食店に関連のあるものがおすすめ。料理が得意ならキッチンでも働けますし、キャプテンはホールスタッフのまとめ役になり得る可能性を示すことができますね!

③応募先の調査

全国に数ある飲食店の中から、働きたいお店を選んだのですから、志望動機を書くにはまずそのお店がどのようなお店か知ることが大切です。応募者が応募先の居酒屋について詳しく知っていれば、採用担当者の目にも止まりやすくなります。

①〜③を準備したら、総合的に自分が何故この居酒屋で働きたいと思ったのか考えてみましょう。ただし、正直に言えばいいというものでもありません。NG文言については後の項目で解説します。

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例文付き!志望動機の書き方

それでは具体的な志望動機の書き方を説明します。例文も併せて紹介するので、参考にしてくださいね。

◆飲食店や接客業が未経験の場合

アルバイト未経験

未経験の場合でも、どのくらいシフトに入れるか、働く意欲がどのくらいあるかを見られます。その点をアピールするようにしましょう。

◆未経験の場合の例文

「私は人と接するのが好きで、学生時代は文化祭で屋台を出し成功させました。アルバイトは未経験ですが飲食店への適性があると感じたので応募いたしました。また、こちらのお店には家族や友人と何度も伺ったことがあり、こちらで接客を学びたいと思いました」

◆飲食店経験者の場合

調理

居酒屋でのバイト経験がある場合は、どのようなことをしていたのか、より具体的に書きましょう。居酒屋にも担当によって仕事内容も異なるので、どこで何をしていたかわかれば、採用担当者もマッチングしやすくなります。

◆経験ありの例文

「去年ファストフード店で調理補助とレジ、ホールも経験しました。居酒屋は初めてですが、レシピがあればほとんどのメニュー調理ができると思います。居酒屋のわきあいあいとした雰囲気が好きなので、元気のよい接客で気持ちのよいこちらのお店に応募させていただきました」

◆正社員を目指す場合

居酒屋で働く男女

居酒屋やファストフードなどでは、店長やマネージャーなどは正社員の場合がほとんどです。アルバイトから始めても、いずれは正社員を目指す場合はそのことをしっかりアピールしましょう。特にこのお店がどのようなお店なのかしっかり調べて準備することが大切。もちろん、客として訪れてみるのも良いリサーチになります。

◆正社員を目指す場合の例文

「外食が好きなことから飲食業に興味を持ち、将来は店長を目指しています。こちらのお店の○○という理念に共感し、私もそのお手伝いをしたいと思い応募いたしました。いずれは正社員になりたいと思っています」

居酒屋のバイト募集では、キッチンかホールか担当の希望を聞かれることがほとんどです。できるだけ具体的に経験や得意なことを書き、どちらに向いているのか採用担当者に伝わるように工夫するといいでしょう。

志望動機に書かない方がいい文言

NG

アルバイトをする理由は人それぞれですが、志望動機としてあまり歓迎されない言葉があります。それは「お金を稼ぎたい」「家から近い」「時給がいい」「仕事が簡単そう」といった文言です。正直な気持ちではあるのでしょうが、これらの言葉は採用担当者から見て気持ちの良いものではありません。

最初にも書いた通り、採用担当者が知りたいのは「何故うちのお店に応募したのか」ということですから、直接飲食店と関係のない内容を志望動機には書かない方がいいでしょう。今まで考えた志望動機が「特にうちの店でなくてもよいのでは?」と思われそうな文章であれば、以下の例文のように補助的に入れると効果的です。

・家から近い

「こちらのお店は自宅から近く徒歩圏内なので、時間を気にせずシフトに入ることができます」

・時給がいい

「将来の夢に向かって貯金をしています。こちらの募集では多くのシフトに入らせていただけそうですし、昇給を目指してがんばりたいと思います」

このように、自分にだけ都合のよいメリットを書くのではなく、相手にとってのメリットを入れると説得力が増しますね。

応募から面接までで気をつけるポイント

アルバイトの応募は、求人サイトからのエントリーや電話での問合せから始まります。求人サイトの場合は、サイトの応募方法に従ってエントリーしてください。

電話をかける場合は、メモと筆記用具を準備してから電話しましょう。面接の日程まで聞かれることもあるので、カレンダーやスケジュール帳なども手元に準備します。

履歴書は、送付するか面接の時に持参するかお店によって対応が違います。指示に従って速やかに準備しましょう。書類審査に通ると面接があります。日時や場所、担当者の名前を確認して、前日までに準備を整えます。

【履歴書郵送のマナー】

履歴書在中

履歴書を郵送する場合は、できるだけA4サイズがそのまま入る封筒で送りましょう。履歴書だけ入れるのではなく、必ず「添え状」も同封します。

封筒表の宛名、裏の自分の住所氏名は縦書きにします。宛先も自分の住所も、都道府県名から省略せずに書きます。(株)などの省略文字も使わず、きちんと「株式会社○○」と書いてくださいね。

会社名の横に「採用ご担当者様」と入れ、担当者の名前がわかる場合は「採用ご担当 ○○様」とします。赤で「履歴書在中」と書き、四角で囲んでください。きちんと定規を使って直線を引きましょう。すでに印刷されている封筒もあります。裏面も忘れず、自分の住所氏名を書きます。
くれぐれも切手の貼り忘れや料金不足のないよう、確認してくださいね。

【面接前日のチェックポイント】

飲食店の面接で聞かれる内容はある程度決まっています。以下の項目は必須ですから、スッと答えられるように練習しておきましょう。

  • 希望のシフト
  • 志望動機
  • バイトの経験
  • 勤務開始できる日

バイトの場合、面接に何を着ていけばいいのかも難しい問題ですが、「清潔感」「シンプル」「面接にふさわしい格好」を基本にコーディネートしてください。

例えば、

  • ジーンズより綿のパンツ
  • Tシャツより襟付きのシャツ
  • ミニスカートやショートパンツより膝丈
  • サイズが合ったもの
  • 柄物より無地
  • 長い髪はおろすより結ぶ

など、参考にしてくださいね。

また、面接の場所を地図で確認し、交通手段も調べておきましょう。忘れ物のないように、履歴書、ペン、メモなど前日までに準備します。採用担当者の名前も覚えてくださいね。

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まとめ

アルバイトの中でも人気が高い居酒屋。活気があって元気のいいイメージがあり、働きやすいので希望者が多いのですね。求人サイトはたらくぞドットコムでは、アルバイト求人も豊富に掲載しています。仕事探しは、ぜひはたらくぞドットコムに無料登録してくださいね!