新入社員として入社した同期の中に、優秀な人がいたらどう思いますか?焦りや劣等感を覚えてしまい、辛くなってしまう人もいることでしょう。プレッシャーを感じて物事がうまくいかず、悪循環に陥っているかもしれません。
しかし優秀な同期がいることは、身近にお手本がいるようなもの。逆にチャンスと捉えて、自分の成長に活かしていきましょう。
今回は、優秀な同期の特徴と仕事ができない新人の特徴、さらに自分が成長するために必要なことを紹介します。
自分の課題を乗り越えて、スキルアップに繋げていきましょう。



優秀な同期とは?できる新入社員の特徴

どのような新入社員が「優秀」と呼ばれるのか、その特徴を見ていきましょう。

挨拶・報連相がしっかりできる

社会生活を送る上で、挨拶は基本中の基本です。とはいえ、気持ちの良い挨拶ができる人は案外少ないもの。優秀と言われる人は、誰にでも適切できちんとした挨拶ができます。

また、仕事での基本とも言える「報連相」がしっかりできることも、優秀な新人の特徴です。
“当たり前”に思えることでも、丁寧にきちんと行う人は優秀と言われるでしょう。

成績が良い

配属された仕事の内容にもよりますが、社会人たるものまずは仕事で評価されます。営業なら売上の数字、エンジニアなら成果物の良し悪し、事務職なら作業の正確さとスピードというように、職種によって仕事の上で優秀です。

仕事を覚え始めた3〜6ヶ月頃から、すぐに実力を発揮して成績を上げる新人は少なからずいます。
数年経てば先輩を抜いてリーダーに抜擢されたり、出世したりすることもあるでしょう。当然ながら、給与にも反映されることがあります。

仕事が正確で早い

仕事を覚えるのが早いだけでなく、何かさせれば他の新入社員より仕事が早いというのも優秀な新人の特徴です。

人より早く終わっても次の指示を待つことなく、自分から先輩や上司に報告し、次の仕事に取りかかります。
そのためさらに人より仕事を覚えることができ、スキルが上がっていきます。上司や先輩も、正確で早い新人になら安心して仕事を任せられるようになります。

自主性・主体性がある

入社したての頃は、上司からの指示がなく何をしたら良いかわからない時間もあります。優秀な新人は、そのようなときでも周囲に気遣いながら、主体的に何かできることはないか探しています。
そして自主的に先輩の仕事を手伝ったり、手が空いていそうな上司に教えを乞いに行ったりと、自分から行動しているのです。

失敗から学ぶ姿勢がある

誰にでも失敗はあるものです。もちろん優秀な同期だって失敗はします。しかし、優秀な新人は失敗から学ぼうとし、なぜ失敗したのか、次に失敗しないためにはどうしたら良いのか、しっかり考えます。そして、同じ過ちは繰り返しません。

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仕事ができない新入社員の特徴とは?

優秀な新人とは逆に、仕事ができない新入社員の特徴を見てみましょう。

一般常識がなく仕事の覚えが悪い

挨拶ができない、服装が乱れている、仕事の覚えが悪いという点は、できない新入社員の特徴の第一に挙げられることです。入社試験や面接をパスしたはずなのに、なぜなんだろう?と上司が頭をひねることになってしまいます。
まずは挨拶や服装、時間を守る、報連相など、一般的な社会のルールを守ることが大切です。

自分で考えず他責傾向にある

上司に指示されたことしかしようとせず、自分で考えないという特徴があります。指示されていた仕事が終わっているのに報告せず、上司からたずねられてやっと「できてます」と提出するなど、自分から動こうとしません。

またミスしたり注意されたりした場合でも、人や何かのせいにして自らの責任を問わない傾向もあります。

周囲と良好なコミュニケーションが取れない

仕事をする上で、たとえリモートワークであったとしても誰ともコミュニケーションを取らずに仕事をすることは不可能です。
もともと内向的な性格だったとしても、業務上最低限の関係性を築く必要があります。

特にトラブル時こそ報告や相談が重要となりますが、コミュニケーションが取れないために自分一人で抱え込んでしまい、余計にトラブルが大きくなります。

同じミスを繰り返す

前述した項目の総合的なことですが、このような特徴がある新入社員は往々にして同じミスを繰り返す傾向にあります。

失敗を人のせいにして原因を追求しようとしないことや、コミュニケーション不足、自分で考えない、基本的な報連相ができないなど、 すべてが同じミスを繰り返す原因となり得ます。
ひとつずつ改善していけるよう、個人の課題を見つけて対処していくことが大切です。

自分も成長するために必要なこと

優秀な新入社員とできない新入社員の特徴がわかったところで、自分も成長するために必要なことはなんでしょうか。改善しつつ、成長していくためにできることを紹介します。

「同期が優秀」であることを認める

同期が優秀なばかりに、比較されて自分のできない部分がクローズアップされることもあるでしょう。思うように成績が上がらず、優秀な同期を羨んだり、妬んだりする感情も生まれるかもしれません。

しかしそのような負の感情からは、良い結果は生まれにくくなります。まずは同期が優秀であることを受け入れ、認めてみましょう。
ここで間違ってほしくないのは、「アイツは優秀だ、どうせ自分は…」と、ひがんでしまうこと。

同期が優秀と認めることは「比較するのをやめる」ことに繋がります。比べるのをやめて良いお手本とし、次のステップへ進みましょう。

自分にできることを探して行動する

優秀な人を見て、自分も同じ土俵に立とうとしていませんか?それではいつまでも同期と自分を比べることになってしまいます。

優秀な同期がすごいことを認めたら、自分には何ができるのかよく考えてみましょう。自己分析をし、会社内をよく観察し、自分にできることを探して行動することで、優秀な同期とは別の角度から評価されるようになっていきます。
直接は仕事の評価にならない部分であっても、必ず自分のためになります。

自分で考えるクセをつける

上司の指示がないと何もできないのではなく、自分で考えられるようになりましょう。そのためには、常に「自分ならこうする」「自分はこうしたい」という主体的に考えるクセをつけることです。

その考えが正しいとは限りませんから、新人のうちは必ず上司に相談しながら学んでください。しっかり考え相談をするうちに、自然に報連相も身に付いていくでしょう。上司もやる気を見てくれるようになります。

レスポンスはとにかく早く!

挨拶、報告、連絡、相談は、とにかく早く返しましょう。まだ答えがわからない問題であっても、途中経過を報告することで「仕事が早い」という評価へと変わっていきます。

上司からすれば、聞かれるまで報告しないから「仕事が遅い」と感じ、聞かれる前に報告するからその内容が途中経過であっても「仕事が早い」と感じるのです。
打てば響くという言葉があるように、レスポンスの早さは仕事の評価にも繋がる重要なものとなります。

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まとめ

優秀な同期がいると、比較されたり自己嫌悪に陥ったりすることもあるでしょう。しかし、優秀な同期をお手本にしてチャンスを作ることはできます。決して真似ではなく、自分なりにできることを見つけて、成長に繋げていってくださいね!
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