桜の開花があちこちで報じられ、厚手のコートもいらなくなり、春めいてきた3月。
学生のみなさんは、苦しかった就職活動も終わり、卒論も無事に提出し、卒業式を終えてほっとしていることでしょう。
「人生最後の夏休み」がもうすぐ終わってしまう寂しさと、新しい世界へのわくわく感が相まって、複雑な気持ちかもしれません。
今回は、身分上はまだ学生である今こそ、やっておきたいことをまとめました。やり残しのないよう、悔いを残さぬよう、有意義に過ごしてください。



入社までに準備するものリスト

仕事で着用する服や小物類、必要な手続きなどをリスト化しました。分類ごとに詳しく説明していきます。

  • スーツ
  • ワイシャツ・ブラウス
  • ネクタイ
  • ストッキング
  • バッグ
  • 名刺入れ
  • 印鑑
  • 手帳&筆記用具
  • 通帳
  • 身元保証書・卒業証書
  • 国民年金手帳

身だしなみ編

これは入社までに必ず準備しなければならないものです。サイズ直しが必要なこともあるので、スーツなどは早目に準備しましょう。
リクルート用に1〜2着持っているでしょうから、夏物1着、冬物1着を追加すれば、まず入社後から夏までは大丈夫でしょう。
服装は制服、または自由という会社でも、得意先に同行したり、社外イベントに出なくてはならなくなったりと、スーツが必要な場面があるので、1〜2着はあった方が良いです。

また、スーツのインナーとなるワイシャツやブラウスもできれば5枚準備したいところです。最初はオーソドックスなものを選んでおくのが無難。社内の雰囲気を見ながら買い足しましょう。
ネクタイは3〜5本、ストッキングも5枚程度あると安心です。こちらも派手なものは避け、ストッキングはベージュ一択です。

スーツの人は革靴やパンプスを準備します。営業など外回りの仕事は一日中歩くので、新品より少し履き慣らした方がベター。入社までに何度か履いておきましょう。
スーツ用の靴やパンプスはスーツの色に合わせて、できれば2足準備することをおすすめします。交代で履くことで、靴も長持ちします。

通勤用・仕事用のバッグは、リクルートで準備したものがあればそのまま使えます。新しく購入する場合でも、ブランドロゴが目立つものなどは避け、実用的でビジネスにふさわしいかどうか吟味しましょう。

職種にもよりますが、名刺を持つようになる人は名刺入れが必要です。自分の名刺ができていなくても、取引先から名刺をいただくこともあるので、入社までに準備しておくとよいでしょう。
名刺交換する時、名刺入れは目が行くものなので、個性的なものよりオーソドックスだけど上質なものの方が好印象です。女性は赤やオレンジなどの色を選んでも問題ありませんが、上品さを基準に選びましょう。

手帳や筆記用具も同様に、キャラクターなど子どもっぽいものは避け、ビジネス向きのものを揃えておきましょう。
印鑑は中学や高校卒業の時に、記念品としてもらうこともあります。当面はそれを使って問題ありませんが、職種によって実印が必要な場合には準備しておきましょう。

手続き・証明書編

学生時代にアルバイトをしていた人は、自分名義の通帳を持っているかもしれませんが、持っていない場合には作っておきましょう。新規で作る場合には、会社にどこの銀行に作ればよいか聞いておくと間違いありません。

また、入社式当日に、「身元証明書」「卒業証明書」を提出しなければならない会社がほとんどです。身元保証書は、万が一入社した人が会社に損害を与えた場合の保証人となるもの。保証人が2名必要で、保証人の署名・捺印・印鑑証明が必要となります。保証人が遠方の場合には、郵送でのやりとりに時間がかかるので、早目に準備しておきましょう。

卒業証明書は、大学で直接受け取っているか、卒業後に郵送で送られてきている場合が多いです。もし手元にない場合には、大学に発行してもらう必要があるので、まずはあるかどうか確認して、なければ手配しましょう。

国民年金手帳は、入社時に会社に提出する必要があります。20歳になった時点で国から交付されています。学生のうちは実家から住民票を移していない人も多く、実家に届いている場合があるので、手元にない場合には保護者に確認してください。
見つからない場合は再交付の手続きをしなければなりません。最寄りの年金事務所でできますが、時間がかかるので注意しましょう。

生活サイクルを朝型に変える

学生生活は、授業があるとはいえ自由に使える時間が多かったことでしょう。しかし社会人になると1日の拘束時間が増えるので、朝は決まった時間に起きて出社する必要があります。
特に学生時代に夜型の生活だった人は、朝型の生活サイクルに切り替える必要があります。

緊張と初めてのことの連続でストレスが溜まる入社直後に備えて、春休みのうちから生活サイクルを朝型に変えておきましょう。
コツは、入社後に起きる時間を割り出し、用事がなくてもその時間に目覚ましをかけて起きるようにすることです。そのためには、夜は0時までには寝て、朝起きたらカーテンを開けて朝日を浴び、朝食を食べるようにしてみましょう。
朝日を浴びることで、夜は自然に眠くなり生活サイクルを戻せるようになります。

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学生のうちに!購入・入会するとお得なもの

まずはまだ学生であることを活かして、今のうちに入会や購入するとお得なものを紹介します。

Amazon Prime Student

今やAmazonはなくてはならないショッピングサイトかもしれません。「Amazon Prime」という会員になると、対象商品の送料無料、Prime Videoが見放題、Amazon Musicが再生可能などの会員特典が多く、Amazonユーザーなら入っていた方がお得になります。

通常、Amazon Primeの会員になるには年間プラン4,900円(税込)または、月間プラン500円(税込)が必要です。しかし学生であれば、「Amazon Prime Student」という学割のような会員登録が可能。

Prime Studentは、登録後6ヶ月は無料で「Amazon Prime」と同じサービスが受けられます。その後年額2,450円(税込)または、月額250円(税込)で有料会員になれます。

登録条件は、“日本国内にある大学・大学院・短期大学・専門学校または高等専門学校に通学中で有効な学籍番号を持っている人”なので、3月中であれば卒業していても登録可能です。
不要になれば、6ヶ月の無料期間でキャンセルできるので、Amazonユーザーなら今のうちに入っておくと良いでしょう。

Amazon Prime Studentの詳しい情報はこちら

Microsoft Officeアカデミック版

スマートフォンの入力に慣れすぎて、新入社員がキーボードを打てない、WordやExcelが使えないという話はよく耳にします。
入社後、ほとんどの職種でWordやExcelを使うため、学生のうちから慣れておくと業務がスムーズです。

Microsoft Officeには、学生か教職員が購入できるパッケージであるアカデミック版があります。Microsoft Professionalと同じ内容を、半額以下で購入できるのでかなりお得です。
Word、Excelはもちろん、Power PointやOne Note、Accessなどが利用できます。これらが使えると即仕事に活かせるので、今のうちに購入して習得しておくとよいでしょう。

アカデミック版の購入には学生証が必要なので、今のうちに購入しておくとお得です。Amazon Prime Studentに登録していれば、Amazonでも購入できます。
ただし、ビジネスには使えませんので注意してください。

まとめ

入社式まであとわずか。準備するものは身の回りのものを含め、意外とあります。お金も時間もかかることがあるので、やり残しのないようにリストを作ってみるとよいでしょう。
生活サイクルは急に戻すのは難しいので、早目に取りかかることをおすすめします。
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